当社は地球温暖化回避のため、CO2排出量削減を目指しております。
通常、セメントは石灰石や粘土などを焼成し“クリンカー”という鉱物を造る時に炭酸ガスが不可避的に発生してしまいます。その量は普通ポルトランドセメントを1000㎏生産すると約800㎏。しかし、高炉セメントは普通ポルトランドセメントよりもクリンカーを半分程度しか使用しないため炭酸ガス量を半減させることができるのです。
つまり、高炉セメントは普通ポルトランドセメントに遜色のない性能を有するだけではなく、省資源・省エネルギー・C02削減する環境製品なのです。
エコな高炉セメント
- 【地球温暖化対策】
- 高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントの製造時に生じる石灰石熱分解や燃料の燃焼などに起因する二酸化炭素排出量を約40%削減することができます。
- 【省資源効果】
- 高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントの約40%を高炉スラグで置換しています。その分、天然の石灰石資源使用量を削減することができます。
- 【省エネルギー効果】
- 高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントと比較し、製造時のエネルギー使用量を約40%削減することができます。
- 【資源リサイクル効果】
- 高炉セメントは、高炉スラグという副産物の特性を最も有効に利用した製品です。
北海道リサイクル製品認定製品
日鉄セメントの高炉セメントB種は、北海道のリサイクル製品認定制度の認証を受けております。
- 【北海道リサイクル製品認定制度】
- 北海道リサイクル製品認定制度は、道内で発生した循環資源を利用し、道内で製造された一定の基準を満たすリサイクル製品を北海道が認定し、PRを行うなどしてリサイクル製品の利用を促進する制度です。
この制度は、循環資源の適正な循環的利用・廃棄物の減量化を促進し、道民や事業者の方々とともに循環型社会の形成を進めていこうとするものです。
施工実績
白鳥大橋
- 【低熱型特殊高炉セメント使用】
- 西胆振の観光資源としても一役買う、関東以北最長のつり橋。
主塔基礎建設にあたって、低発熱性と高強度を兼備させた。
低熱型特殊高炉セメントを開発。6.2万t使用された。